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すい臓がん


すい臓がんは非常に怖い病気です
ターミナルケア
すい臓がんは初期に症状がないことが多いため、早期発見が非常に難しい疾患です。そのため不幸にして癌が全身に転移し、末期の症状に陥ることは決して珍しいことではありません。
治療を行っても癌を克服しえない場合、あるいは治療を行うよりも行わないほうが患者の苦痛が少なく、生活の質を維持することが可能である、と判断されたときには、治療を停止することがあります。治る見込みがないと診断され、3~6ヶ月以内に死を迎えることが予測される患者さんの場合です。このような患者さんに対して行われる治療や看護をターミナルケアといいます。

ターミナルケアでは、医療関係者だけでなく、カウンセラーやケースワーカー、ボランティア、そしてもちろん家族が、重要な役割を果たします。肉体的にも、精神的にも苦しんでいる人が多いため、心身の両面から患者を支えることが必要なのです。

すい臓がんは、早期発見が困難であるばかりか、再発率が高いことも特徴のひとつです。がんが周囲に転移している場合、5年生存率は10パーセント以下といわれます。積極的な治療が難しい場合、またはあまり効果が期待できない場合は、患者の生活の質を維持、向上し、痛みの症状を改善することがよりいっそう重要になってきます。ターミナルケアの目的は、肉体的な苦痛をできるかぎり軽減して、死への恐怖からくる悩みを取り除くと共に、患者だけでなく、患者を見守る家族の苦痛を和らげることにあります。

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