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すい臓がん


すい臓がんは非常に怖い病気です
糖尿病との関係
すい臓がんの原因は、他の多くの癌と同様、これといって特定することはできません。脂肪分の多い食事やアルコールの過剰摂取が促進要因となることはもちろん、環境、習慣、代謝など、さまざまな因子の相互作用と考えられます。と同時に、他の疾患との因果関係の究明も進められています。

たとえば、すい臓がんの患者さんは、糖尿病を発症する率が高くなります。逆に、糖尿病があって上腹部や背中に痛みがある場合、しかも医師の指示通りに治療を行い、自己管理もしているにもかかわらず、糖尿病をうまくコントロールできない場合、すい臓がんを疑うことがあります。

すい臓には、外分泌と内分というふたつの重要な働きがあり、膵液といって、糖分やたんぱく質、脂肪などを分解する酵素を多く含む消化液を分泌する働きを外分泌といいます。一方、インスリンやグルカゴンなどのホルモンを分泌し、すい臓内部の血管循環のほうへ分泌する働きを内分泌というのです。インスリンは血液中の糖分レベルをさげる働きをしています。この分泌が不足すると、血液中の糖分が多くなりすぎて糖尿病になるのです。

糖尿病との関係は、すい臓がんに限らず、すい炎など、すい臓病全体として考えたほうがいいかもしれません。糖尿病の場合、直接的にはインスリン分泌細胞であるすい島に問題があるわけで、すい炎などとの発症とは切り離して考えられます。しかし、すい臓の内分泌機能が落ちているという場合、外分泌機能も落ちていることが多くあります。そのため糖尿病の人は、消化吸収に気をつける必要があります。

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